奇跡の雨が降るときに

　終わってみれば、大盛り上がりだった金環日食でした。

　日食は朝からテレビをほぼ独占し（完全に無視して名を上げたテレビ局もありましたが）、視聴率合戦の様相を呈していました。

　おかげさまで、日食自体はかなり興味深く観測できたのですが、無理やりな盛り上げ方が少し興ざめで、思わずテレビを切っていました。

　不吉の象徴として考えられていた側面もある日食なので、手放しで喜んだり嬉しがるというのは、どうかなとも思いました。

　せめて、過去の人々の反応も合わせて乗っけるとか、あえて水を差してみる工夫がほしかったですね。


　そんないやごとは置いておきまして。

　現実に、金環日食は多くの地域で観測されやわけです。

　吉事凶事にかかわらず、太陽観察グラスで思わずじっと眺めてしまいました。

　さて、気が早い人ならご存知でしょうが、次回太陽観察グラスが役に立つのは間近で、６月６日金星の太陽面通過です。

　今回の観測で改めて、「太陽観察グラスあればよかった」という方は、早いうちにお買い求めください。